⚙️ 機器設備割付Tp

EIQランク別に保管設備・出荷設備を割り付ける機能タブ - 詳細説明書

📋 タブ概要

🎯 「機器設備割付Tp」とは
機器設備割付Tp(機器設備割付タブページ)は、
EIQマトリクスで分類されたランク別のアイテムに対して、
適切な保管設備・出荷設備を割り付ける機能
です。

このタブでは、5×5の25パターンのEIQランク組合せに対して、
パレット自動倉庫、電動棚、固定棚、仕分機、ケース自動倉庫、フロー棚などの
物流機器設備を指定し、ランク別の機器別集計を行います。

この機能により、各EIQランクに最適な保管・出荷方法を設計し、
物流センターの機器設備計画の基礎データを作成できます。

🎯 目的と役割

主な目的

  • 機器設備の割付: EIQランク別に保管設備・出荷設備を割り付ける
  • 機器別物量集計: 割り付けた設備ごとに物量を集計する
  • 設備計画の立案: 必要な機器の種類と能力を算出する基礎データを作成
  • Tera標準設定の適用: 寺本標準の機器割付パターンを一括設定
  • カスタマイズ対応: ユーザー独自の機器割付パターンを設定可能

システム内での位置づけ

項目 内容
親フォーム 3機器設備割付.vb (設備割付From)
親TabControl 機器割付Tc
タブ名 機器設備割付
TabPage名 機器設備割付Tp
TabIndex 0 (最初のタブ)
背景色 RGB(192, 255, 255) - 明るいシアン
前提計算 EIQデータ分析タブでEIQマトリクス作成済みであること
出力データ TS50_ケース出荷機器別集計.xlsx
TS50_バラ出荷機器別集計.xlsx

🖼️ 画面構成

基本レイアウト

📐 画面の主要要素
要素 役割
機器設備の設定
(GroupBox1)
指定出荷日の選択: 最大物量日を指定
集計方法の選択: PL数/ケース数/バラ数/行数/重量/容積/アイテム/発送先
ケース出荷設備物量Dgv: ケース出荷の機器別物量を表示
バラ出荷設備物量Dgv: バラ出荷の機器別物量を表示
機器割付設定
(GroupBox2)
機器設備Tera設定Rb: Tera標準設定を一括適用
機器選択Gb: 個別に機器を選択するラジオボタン群
機器の設定Gb: 5×5マトリクスで機器を割り付ける
S機器設備Excel読込Bt: 設定をExcelから読込
S機器設備Excel書込Bt: 設定をExcelに保存
日別集計TabControl
(TabControl1)
日別集計ケースバラTp: ケース+バラの日別集計
日別集計ケースTp: ケースのみの日別集計
日別集計バラTp: バラのみの日別集計
S割付計算開始Bt 機器割付計算を実行し、機器別物量を集計
Excel保存ボタン 計算結果をExcelファイルに保存し、次のソフトへ渡す
閉じるBt フォームを閉じる(保存確認あり)
⚠️ 重要な注意事項
右上の「X」でソフトを閉じると、割付計算が保存できず、
他のソフトがエラーになる場合があります
必ず「Excel保存」ボタンで保存してから「閉じる」ボタンで終了してください。

⚙️ 機器設備の選択

選択可能な機器設備

🏭 機器設備一覧
機器名 キー名 用途
PL自動倉庫 PL_Ass パレット単位の入出庫を自動化。大量・高頻度のケース出荷向け
電動棚1 電動棚1 ケース単位の保管。中量・中頻度向け。移動棚で高密度保管
電動棚2 電動棚2 バラ単位の保管。中量・中頻度向け。移動棚で高密度保管
PL固定棚 PL固定棚 パレットラック。中低頻度のケース/バラ保管向け
プッシュバック棚 プッシュ棚 パレット単位の先入れ先出し保管
仕分機 仕分機 ケース単位の高速仕分け。高頻度・多方面出荷向け
手仕分 手仕分 人手による仕分け。低頻度・小物量向け
ケース自動倉庫 ケースAss ケース単位の入出庫を自動化。中高頻度向け
フロー棚 フロー棚 バラ単位のピッキング。高頻度・多品種少量向け
中量棚 中量棚 バラ単位の手動ピッキング。中低頻度向け
その他保管設備 Esc保管 特殊な保管設備
その他出荷設備 Etc出荷 特殊な出荷設備
💡 機器選択の考え方
  • 高頻度・大量 → 自動化設備(PL自動倉庫、仕分機)
  • 中頻度・中量 → 省人化設備(電動棚、ケース自動倉庫、フロー棚)
  • 低頻度・小量 → 手動設備(固定棚、中量棚、手仕分)

📊 割付マトリクス

5×5マトリクスによる機器割付

機器設備割付では、EIQマトリクスの25パターン(5×5)それぞれに対して、
保管設備と出荷設備を割り付けます。

マトリクス構造

  • 縦軸(I軸): アイテムランク(A1/A2/B/C/D)
  • 横軸(E軸): 出荷先ランク(A1/A2/B/C/D)
  • セル: 各ランク組合せに対して機器設備を指定

ケース出荷の機器割付例

ケース出荷 保管設備

I軸 / E軸 E_A1 E_A2 E_B E_C E_D
I_A1 PL_Ass PL_Ass PL_Ass PL_Ass PL_Ass
I_A2 電動棚1 電動棚1 電動棚1 電動棚1 電動棚1
I_B 電動棚2 電動棚2 電動棚2 電動棚2 電動棚2
I_C PL固定棚 PL固定棚 PL固定棚 PL固定棚 PL固定棚
I_D PL固定棚 PL固定棚 PL固定棚 PL固定棚 PL固定棚

ケース出荷 出荷設備

I軸 / E軸 E_A1 E_A2 E_B E_C E_D
I_A1 仕分機 仕分機 仕分機 ケースAss ケースAss
I_A2 仕分機 仕分機 仕分機 ケースAss ケースAss
I_B 仕分機 仕分機 仕分機 ケースAss ケースAss
I_C ケースAss ケースAss ケースAss ケースAss ケースAss
I_D ケースAss ケースAss ケースAss ケースAss ケースAss
📌 割付の意味
  • 高頻度アイテム × 高頻度出荷先 → 高速自動化設備
  • 中頻度アイテム × 中頻度出荷先 → 省人化設備
  • 低頻度アイテム × 低頻度出荷先 → 手動設備

🎨 Tera設定

Tera標準設定の適用

⚡ 機器設備Tera設定

「機器設備Tera設定Rb」をチェックすると、
寺本敏幸氏が推奨する標準的な機器割付パターンが一括設定されます。

設定内容

対象 設定される機器
ケース出荷保管設備 I_A1: PL_Ass (全E軸)
I_A2: 電動棚1 (全E軸)
I_B: 電動棚2 (全E軸)
I_C/D: PL固定棚 (全E軸)
ケース出荷出荷設備 I_A1~B × E_A1~B: 仕分機
その他: ケースAss
バラ出荷保管設備 I_A1: 電動棚1 (全E軸)
I_A2: 電動棚2 (全E軸)
I_B/C/D: PL固定棚 (全E軸)
バラ出荷出荷設備 I_A1~A2 × E_A1~B: フロー棚
その他: ケースAss
💡 Tera設定の利点
  • ✅ 経験に基づく合理的な機器選定
  • ✅ 初心者でも適切な設定が可能
  • ✅ 設定後にカスタマイズも可能
  • ✅ ベースラインとして活用できる

🧮 割付計算

計算手順

  1. 指定出荷日を選択
    • コンボボックスから最大物量日などを選択
    • デフォルトは最大バラ数の日が選択される
  2. 集計方法を選択
    • SPL数Rb / Sケース数Rb / Sバラ数Rb / S行数Rb / S重量Rb / S容積Rb / Sアイテム Rb / S発送先Rb
    • 選択した単位で機器別物量が集計される
  3. 機器設備を割り付ける
    • 「機器設備Tera設定Rb」で標準設定を適用、または
    • 機器選択ラジオボタンで機器を選び、マトリクスのセルをクリックして個別設定
  4. 「S割付計算開始Bt」をクリック
    • ⇒ EIQランク別の物量が機器別に集計される
    • ⇒ ケース出荷設備物量Dgv / バラ出荷設備物量Dgv に結果が表示される
  5. 結果を確認
    • 機器別に物量(PL数/ケース数/バラ数など)が表示される
    • 必要に応じて機器割付を調整し、再計算
  6. 「Excel保存」ボタンで保存
    • TS50_ケース出荷機器別集計.xlsx
    • TS50_バラ出荷機器別集計.xlsx
⚠️ 保存の重要性
「Excel保存」ボタンで保存しないと、
次のソフト「4物流機器設備の必要能力」でエラーが発生します。
必ず保存してから終了してください。

📊 結果表示

機器別物量集計表

📋 表示される内容
DataGridView 表示内容
ケース出荷設備物量Dgv 保管設備別: PL_Ass / 電動棚1 / 電動棚2 / PL固定棚 など
出荷設備別: 仕分機 / ケースAss / 手仕分 など
物量: 選択した単位(PL数/ケース数/重量など)で集計
バラ出荷設備物量Dgv 保管設備別: 電動棚1 / 電動棚2 / PL固定棚 など
出荷設備別: フロー棚 / ケースAss / 中量棚 など
物量: 選択した単位(バラ数/行数/重量など)で集計

表示例

ケース出荷保管設備の物量(PL数)

保管設備 PL数 比率
PL_Ass (パレット自動倉庫) 450 PL 35%
電動棚1 320 PL 25%
電動棚2 280 PL 22%
PL固定棚 230 PL 18%
合計 1,280 PL 100%

💾 Excel保存

保存されるファイル

ファイル名 内容
ケース出荷機器別集計.xlsx 出荷日 / CE/CIランク / 保管設備 / 出荷設備 /
出荷先数 / アイテム数 / 行数 /
バラ数 / ケース数 / PL数 / 容積 / 重量
バラ出荷機器別集計.xlsx 出荷日 / BE/BIランク / 保管設備 / 出荷設備 /
出荷先数 / アイテム数 / 行数 /
バラ数 / ケース数 / PL数 / 容積 / 重量
📌 保存先
Dat保存Path\ケース出荷機器別集計.xlsx
Dat保存Path\バラ出荷機器別集計.xlsx

保存完了後、ファイルパスがメッセージボックスで表示されます。

💼 活用例

ケーススタディ1: 新規物流センターの設備計画

目的

新規物流センターに必要な機器設備の種類と規模を算出する

手順

  1. EIQデータ分析タブでEIQマトリクスを作成
  2. 機器設備割付タブで「機器設備Tera設定」を適用
  3. 「S割付計算開始」で機器別物量を算出
  4. 各機器の物量から必要な機器台数・規模を算出
  5. Excel保存して「4物流機器設備の必要能力」へ渡す

期待される効果

  • ✅ 適切な機器設備の選定
  • ✅ 過大・過小設備の防止
  • ✅ 投資額の最適化

ケーススタディ2: 既存センターの機器見直し

目的

現状の機器設備が適切かどうかを検証し、改善案を立案する

手順

  1. 現状の機器割付をマトリクスに設定
  2. 「S割付計算開始」で現状の機器別物量を確認
  3. 一部のランクの機器を変更してシミュレーション
  4. 複数パターンを比較検討
  5. 最適パターンを採用し、設備投資計画に反映

期待される効果

  • ✅ 機器設備のミスマッチ発見
  • ✅ 改善効果の定量評価
  • ✅ 投資判断の根拠データ取得

ケーススタディ3: カスタム割付パターンの作成

目的

自社の物流特性に合わせた独自の機器割付パターンを作成する

手順

  1. まず「機器設備Tera設定」を適用してベースラインを作成
  2. 自社の物流特性(商品特性、出荷形態など)を考慮
  3. 特定のランク組合せの機器を変更
  4. 「S機器設備Excel書込」で設定を保存
  5. 次回は「S機器設備Excel読込」で設定を呼び出す

期待される効果

  • ✅ 自社最適な機器選定
  • ✅ 設定の再利用が可能
  • ✅ パターンの蓄積・比較

💡 操作のコツ

効率的な機器割付のコツ

  1. まずTera設定から始める
    • 初心者は「機器設備Tera設定」を適用してベースラインを作成
    • その後、自社特性に合わせて一部を調整
  2. 高頻度ランクから割り付ける
    • A1_A1 / A1_A2 / A2_A1 など高頻度の組合せを優先
    • 高頻度ランクの設定が全体の効率を左右する
  3. 複数パターンを比較する
    • 異なる機器割付パターンを試し、物量を比較
    • Excel保存で記録を残す
  4. 保管設備と出荷設備を合わせて考える
    • 例:PL自動倉庫(保管) + 仕分機(出荷)の組合せ
    • 設備間の連携を考慮
  5. 集計方法を切り替えて確認
    • PL数 / ケース数 / バラ数 / 重量 / 容積など
    • 複数の単位で物量を確認すると理解が深まる
  6. 必ず「Excel保存」してから終了
    • 右上「X」で閉じるとデータが失われる
    • 「Excel保存」→「閉じる」の順番を守る

よくある間違い

間違い 対策
❌ 保存せずに終了 ✅ 必ず「Excel保存」ボタンで保存してから「閉じる」
❌ 全ランクに同じ機器を割り付ける ✅ ランクごとに異なる機器を割り付けて効率化
❌ Tera設定を使わずに手動で全設定 ✅ まずTera設定を適用してから調整
❌ 割付計算せずに保存 ✅ 「S割付計算開始」で計算後に「Excel保存」
❌ 機器別物量を確認しない ✅ 計算結果を確認し、妥当性をチェック

📚 まとめ

🎯 機器設備割付Tp の特徴
  • EIQランク別機器割付: 5×5マトリクスで25パターンの機器を設定
  • 保管設備・出荷設備の両方: ケース/バラそれぞれに保管と出荷を割り付け
  • Tera標準設定: 経験に基づく推奨設定を一括適用可能
  • 機器別物量集計: 割り付けた機器ごとに物量を自動集計
  • カスタマイズ可能: 自社特性に合わせた独自設定が可能
  • Excel保存必須: 次のソフトへデータを渡すため保存が必須
📖 推奨操作フロー
  1. 前提: EIQデータ分析タブでEIQマトリクス作成済み
  2. 指定出荷日選択: 最大物量日などを選択
  3. 集計方法選択: PL数 / ケース数 / バラ数などを選択
  4. 機器割付設定: Tera設定または手動設定
  5. 割付計算実行: 「S割付計算開始」をクリック
  6. 結果確認: 機器別物量を確認
  7. 必要に応じて調整: 機器を変更して再計算
  8. Excel保存: 必ず「Excel保存」ボタンで保存
  9. 閉じる: 「閉じる」ボタンで終了
  10. 次のステップ: 「4物流機器設備の必要能力」へ
🎓 機器設備割付の重要性
機器設備割付は、物流センター設計の最重要工程の一つです。

適切な機器割付により、効率的な物流オペレーションが実現し、
コスト削減・生産性向上・品質向上が可能になります。

一方、不適切な機器割付は、過大投資・非効率オペレーションにつながり、
センター稼働後の改善が非常に困難になります。

このタブを活用し、データに基づく合理的な機器選定を行ってください。